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QUESTIONS ABOUT

CBCMはどんな素材ですか?
CBCMは自然原料竹+樹脂を主成分の完全生分解性複合素材です。
Completely Biodegradable Composit Materia の略語ですが、同時に当社は日本でのCBCM総代理権者クロスロードの登録商標でもあります。
他に競合製品はありますか?
PLAなど、単一の分解性素材はいくつかありますが、その素材だけではプラスチックの代替品とはなりません。製造する製品の目的に合わせて他の分解性物質や自然素材を混ぜ合わせることになりますが、いずれも成形が難しくスプーンやナイフ、スプーンなど、簡単な成形製品や比較的薄いシート状の製品以外のものは登場していません。つまり、CBCMの完全生分解複合素材として完成されたようにペレットをそのまま溶融して、柔らかい容器や強靭な部材などを自由自在に成形できる材料はCBCM以外になく、CBCM が世界で例のない完全生分解性複合素材ということになります。
一つの複合素材でCBCMは何でも成形できるのですか?
基本的にはその通りです。レジ袋やゴミ袋といった薄いシートやフイルムで作られたものや、食品トレーや持ち帰り用弁当箱、各種成形品、各種ボトル、白色家電の扉や外装、ハンガーや各種家庭用品、マルチングシートや各種農業用品、酪農用品、水産業用品、車のバンパーや道路のガードレールといった強靭な各種部材、繊維、介護用おしめ、赤ちゃんのおしめまで、ほとんどすべてのプラスチック製品の代替製品が作れます。ただ、透明性には限度があります。
購入できるCBCMのペレットは一種類ですか?
CBCMは基本的に一つの複合素材です。しかし、CBCMの顧客においては、「もう少し強靭な製品が作れないか」「もっと高温に耐える製品が作れないと」といった多様な要望があります。顧客のそうした要望に応えるために、CBCMを構成する複数の素材を調整し、より顧客のニーズに適したペレットにアレンジします。それによって、多種多様な顧客ニーズに対応することができます。
ボトルや容器に酸性やアルカリ性の液体などを入れることは可能ですか?
CBCMの標準的なペレットでは強い酸性や強いアルカリ性の液体の保管には適していませんが、事前にオーダーがあれば、原料製造時に耐酸性、耐アルカリ性の液体保管に適したペレットをオーダーメイドします。
CBCM導入の手順はどうなりますか?
まず、どのような製品の製造を希望されるのかお知らせください。また現在使われているプラスチック製品の製造機械の概要をお知らせください。または、今後の希望でも結構です。この際に当社と得意先様との間で秘密保持契約を結びます。互いが提供した企業情報や技術上の秘密事項を守るためです。
得意先様の要望や製造状況をお聞かせいただければ。得意先様の要望や製造状況ざる聞かせいただければ、当社で得意先様が最も必要とされているCBCMのサンプル製造用のペレットを提供します。
得意先様の製造ニーズは、その多くは製造機械、つまり成形方法に関わることが多いのです。つまり、インジェクション成形、押出成形、ブリスター成形、ブロー成形などです。 当社では、主として成形方法に関わる7種類のサンプル製造用のペレットを準備し、得意先様のニーズに最も適したペレットを提供します。
得意先に、このサンプル用ペレットを使って製品サンプルを試作いただきます。得意様では、そのサンプルの出来栄えを分析いただき、さらに、「もう少し光沢が欲しい!」あるいは「もっと柔軟性を持たせられないか?」といった要望がある場合、そうした要望に応えて、よりお得意様のニーズに適した原料を調整し、原料提案とします。
簡単に言えば、CBCMの原料は基本的に一種類ですが、製造機械や製造方法にシフトした7種類のベーシック原料があり、それを各お得意様の詳細なニーズに応えてアレンジしたものが最終的な製品種類で、そういった意味では二、三百種類の原料が存在するということも言えます。
購入時に原料購入価格以外の費用が掛かりますか?
本来はCBCMの純正の製造機械があり、その機械を購入することができます。しかし、現在日本で使用されている製造機械のほとんどすべての機械でCBCM製品をそのまま製造することが可能ですので、その場合は原料価格以外に費用はかかりません。ただし、26で説明した通り、当社製品はオーダーメイド商品であり、しかも現在中国からの輸入商品ですので、購入代金は原則前払いとなります。
原料を日本で製造する予定はありますか?
本年中(2022年)に、日本に年産20万トン規模の原料製造拠点を作る予定がありま す。一つには日本に生産拠点を設けると、多様な貿易上のリスクを除き、原料の安定した供給体制を整えることができます。CBCMの原料の一部に、日本でたくさん収穫できる竹や貝殻を成分とすることが出来る。CBCM原料は開発当初、竹粉と貝粉などの素材を有効に使う複合材料として誕生しています。日本は竹害に悩んでいて、竹粉の有効利用は国益にも添ったものです。現在は、CBCMの活用範囲が拡大していて、供給するマスターバッチごとに竹粉などの含有量は変化しますが、竹粉を有効利用する姿勢が変わることはありません。
CBCMの採用は、原料コスト面でプラスチックに比較してどの程度高くなりますか?
ペレットの種類によって多少価格は違いますが、2022年2月現在、一般的なプラスチックの原料価格に比べ約1.5倍程度高くなります。しかし、CBCMの使用に当たって材料の調整にかかる費用が掛からず、また原料価格以外に経費が必要がありません。また、通常のプラスチック製品製造時には220度程度の溶融温度が必要です。が、CBCM製品の製造においては、150~160度の溶融温度で製造できます(光熱費の画期的低減化)。さらに最近では従来のプラスチック原料が急激に高騰していますの で、今後の状況変化を見越せば、総合的にみてほとんど従来プラスチック原料価格と同等の費用と思われます。
グリーンプラ、バイオマテリアといった環境対応のプラスチックとの違いは何ですか?
こうした日本独自の環境基準は、プラスチックの中に一定割合の植物由来などの原料や分解性素材を入れたり、プラスチックに一定割合の植物性分解素材を入れたものを規定したものです。本来石油由来の原料がプラスチックですから、これらのプラスチックは一定の割合で石油原料を削減する意味があります。しかし現実的にはほとんどが5~20%の石油原料の削減にしかならず、しかも自然分解することがありませんので、廃棄プラスチックの解消にはつながらず、燃焼処理するほかなくCO2の削減においても課題が残ります。それに比較してCBCMは、完全に自然分解する素材ですので、今後の国際標準として大きな期待を集めています。
既存のプラスチックの製造機械でCBCM製品が製造できるということですが、特別の技能やスキルが必要ですか?
特別な技能やスキルは必要ありません。プラスチック製品の製造機械をそのまま使っていただいて、従来プラスチックの製造技術者がいれば製造できます。インジェクション、押出成、ブローなど機械の種類と何を作るなどの情報をいただければ、相対密度、融点、メルティングインデックス、熱変形温度、ピカット軟化点、引張強度、破断伸び率、曲げ強度、衝撃強度などの項目ごとに、条件、単位、パラメータなどのガイドを提供します。プラスチック製造の技術があれば、簡単に製造できます。また、金型への癒着、焦げ付き等もまったくありません。
CBCMはリサイクルが可能ですか?
リサイクル可能です。使用済みのCBCM製品を洗浄して粉砕すればCBCMの原料そして再利用することができます。また、CBCM製品製造過程で出る製品ロスも工場内に粉砕機があれば、そのまま原料として再利用できます。
完全生分解性複合素材ということですが、分解のメカニズムは?
CBCMの原料を構成する素材のすべてが、生分解性素材と植物、生物由来の素材なので、一定の時間が経過すると土中バクテリアが分解します。国際的に高い権威を持つ認証機関であるTUV(ティフ)の規定では、CBCMは所定の条件下180日以内に完全分解する素材であることが認証されています。つまりCBCMは、土中でバクテリア分解され堆肥となり、安全で効果的な堆肥として活用できます。
CBCMを原料とする製品の安全性は証明されていますか?
TUV(ティフ)、SGSなど国際的に権威のある認証機関によって、前項の完全生分解性やヒ素、鉛、カドミウムなど八大有害金属が含まれていないこと、プラスチック素材が一切含まれていないことなどが証明されています。
CBCMは世界の市場でどれくらい利用されていますか?
CBCMは中国で生まれました。2019年に中国で厳しいプラスチック利用制限の法令が出たので、CBCMはまず中国で普及が始まりました。原料の最大生産能力は年20万トンで、現在は継続的に年15万トン以上を出荷しています。ストロー、ナイフ、スプーン、フォークなど使い捨て用品を皮切りに、今ではゴミ袋、レジ袋、ボトル、各種容器、器具など、多種多様な用品、部品などに使用されています。中には航空機用機内食のトレーや食器、持ち帰り用容器や弁当箱、老人用・乳幼児用紙おしめ、メガネフレーム、便器、ハンガー、事務用ファイルや書類ボックスなど、実に様々な分野で活用されています。
また、国際的にはヨーロッパや中東の流通拠点であるドバイに大量の原料、製品が出荷されています。
日本では中国より2年遅れて2021年にCBCMの原料輸入が決まりましたが、2022年の現在、多数の企業がサンプル試作に取り組み市場販売を開始しており、本年度中の出荷は約5万トンと見込んでいます。

CBCM生分解性複合素材

製造工程に於いて、工業廃水も廃ガスも発生せずほぼゼロです。 完全に生分解性ができ、使用後は堆肥化が可能です、焼却後の被滴もありません。100%完全生分解になります、環境汚染の原因を根源から改善でき、最も強力な武器になる原料です。 完全に生分解性する原料なので、プラスチック、ビニールなどの世界的に問題になっている地球規模の白質汚染を解決するための最も強力な武器です。